「SNSいじめ」の実態と対策
パソコンやスマートフォンの普及率は年々上昇し、インターネットやSNSを利用することが日常のなかで当たり前という時代になっています。
とくにこのコロナ禍で家で過ごす時間が長くなり、SNSを利用する時間が長くなったという人も多くなったのではないでしょうか。それは、休校を余儀なくされたお子さまも同じ。
お子さまのSNS利用には気を付けているという保護者のかたも多いでしょうが、ケースを問わず、いまSNS上での「いじめ」が社会問題となっていることをご存知でしょうか?
SNSいじめとは?
いじめといえば、仲間外れや無視・陰口・暴力などというイメージが強いですが、SNS上でのいじめではどんなことが行われているのでしょうか。
■グループチャットで大勢にむけて悪口を書かれる・グループから仲間外れにされる
■「消えろ!」などの誹謗中傷を、実名または特定が容易なイニシャルや伏せ字で書き込まれる
■相手の投稿に「いいね!」をつけなかったことが原因でいじめの標的にされる
■特定の個人の投稿を複数人で無視する
■根拠のないデマや真偽不明のウワサを拡散される
このようなSNSいじめは学生だけでなく社会人やママ友グループの間でも発生しており、過去には高校生や同じ小学校のママ友が数人、SNSいじめを苦に自殺するなど痛ましい事件が発生しています。
不登校の原因となってしまったり、ママ友グループ内でのSNSいじめが子どもにまで飛び火してしまったりと「たかがSNS」とは言い切れないほど、大きな社会問題となっているのです。
SNSいじめの特徴と問題点
①外部から見えづらい
SNSは公開範囲を特定することが可能なため、リアルないじめとは違いSNSの中で行われているいじめは周りから見えません。検索もできないことがほとんどのため、外部からいじめを特定することが非常に困難です。
②被害が拡大しやすい
誹謗中傷や悪意ある画像が投稿された場合、保存やコピーも簡単にできますし、タップひとつで一瞬で多くの人に拡散させることができてしまいます。とくにスマートフォンでいつでも手軽に撮影ができるようになっているいま、写真がいじめの手段として用いられることが増えてきているのです。
③逃げ場がない
学校内だけでいじめが行われているとすれば、学校を離れて帰宅すれば解放されます。しかしスマートフォンやネット環境さえあればアクセスできるSNSでのいじめからは、なかなか逃れることができません。安心できる場所が極端に少なく、精神的ダメージが非常に大きいのがSNSいじめの特徴です。
④証拠隠滅できる
誹謗中傷を書き込んだ投稿も悪口を書いたメッセージも、簡単な操作で削除できます。実際に暴力を振るったり持ち物を壊したりといった場合の証拠隠滅は困難ですが、いとも簡単に証拠隠滅ができるSNSいじめは、加害者にとって敷居が低くリスクも少ないという非常にやっかいなものです。
⑤いじめの自覚がない
相手の顔が見えないSNSでは、相手が苦痛に感じていることが分かりにくいため、加害者側にいじめているという自覚がないことが多々あります。それと同時に受け取る側も「これは自分に対する悪意だ!悪口だ!」と誤解して相手との関係を不必要に悪くすることがないよう、気を付けなくてはいけない一面もあります。
SNSいじめには探偵の力を
いち個人での発見や解決が困難なSNSいじめの対策には、探偵の力を借りることを強くおすすめします。
スマホでもPCでも、ネットを利用する際には必ずIPアドレスやアクセスホストなど、どのプロバイダを経由しているか・どのエリアからアクセスしているかなどの情報があります。しかしIPアドレスやホストから個人を特定することはプロバイダにしかできず、個人情報保護法などの関係から、探偵でもそれはできません。
しかしSNS上に残されているその他の情報やヒントを併せて解析し、いじめの犯人を特定・証拠の提示などで投稿の削除やいじめ行為をやめさせるまでの流れを作るのは、「特定」というプロフェッショナルの技術を持っている探偵にしかできない仕事です。
まとめ
SNSは今後も拡大することが予想されますが、SNSいじめの問題はイタチごっこで終わりが見えないのが現状です。日本や海外の著名人がSNS上の誹謗中傷を苦に、まだ若い命をみずから絶ってしまうという悲しいニュースが取り沙汰されていますが、決して他人ごとではないのです。
広がるスピードも速く精神的苦痛も大きいSNSいじめは、早期解決が求められます。陰湿なSNSいじめに泣き寝入りするのはもうやめましょう!「イヤならばSNSを利用しなければいい」という時代は終わったのです。
余計な心配事を減らし、楽しく快適なSNS利用で充実した生活を送るために、悩まず探偵へ相談してみましょう。