情報はあまりないけど、1日だけの不倫調査は依頼できる?
パートナーの不倫が発覚した時、探偵や興信所に不倫調査を依頼することで、その後を有利にする証拠を掴むことができます。
しかし、
- すぐに依頼の結果が知りたい
- 探偵へ依頼すると費用が高くなってしまいそう
という理由から、1日だけの不倫調査を依頼したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、1日だけの不倫調査について詳しくご紹介します。
1日だけの不倫調査を依頼することは可能
依頼する事務所や条件にもよりますが、1日だけの不倫調査を依頼することは可能です。
不倫調査は、日数がかかればかかるほど費用が高くなってしまう傾向にあります。
1日だけの依頼であれば、調査にかかる時間も長くないため、費用を抑えて調査が可能です。
また、調査結果もすぐに受け取れるため、不倫相手との話し合いなどに早く対応できます。
ただし、1日だけの不倫調査は必ず成功するとは限りません。
一般的に、不倫調査は数日から数週間かけて行います。
そのため、不倫調査を1日の依頼で成功させるためには、ある条件をクリアしなければなりません。
その条件とは、事前情報がそろっていることです。
1日だけの不倫調査を成功させるために必要な情報
1日だけ不倫調査を依頼したとき、調査が成功しやすいのは、事前情報が揃っている場合です。
それでは、どのような情報がそろっていると良いのでしょうか?
不倫相手の情報
どこの誰か、可能であればどこに住んでいるかなど、不倫相手を特定できる情報が必要です。
1日で不倫調査をする場合、相手が誰か特定するところからでは調査時間が足りません。
短時間で調査ができるように、不倫相手の情報は事前に入手しておく必要があります。
不倫する日程
不倫相手の情報だけでなく、不倫の日程も絞れると、より成功の確率が上げられます。
例えば、毎週この曜日に仕事からの帰りが遅く、誰かの家に寄っている可能性があるといった情報でも構いません。
当事者が接触している写真などを撮ることができれば、証拠としての効力も高くなります。
不倫の日程が絞りやすいように、相手の行動パターンなども把握しておくとよいでしょう。
不倫する場所
日程だけでなく、不倫する場所も特定できれば、短時間の調査で証拠が掴みやすくなります。
相手や日程がわかっているだけでは、どこで接触するかわからないため、パートナーや不倫相手の行動調査が必要です。
しかし、不倫する場所もわかっていれば、場所の特定が不要になり、短時間で調査できます。
相手の自宅やよく行っているカフェ、ホテルなどの情報でもよいので、不倫場所に関する情報も集めておきましょう。
不倫調査を探偵に1日依頼した場合の費用相場
不倫調査を探偵に依頼した場合、依頼費用が発生します。
なるべく安く頼みたいという方は、依頼費用も気になるのではないでしょうか。
事務所によって設定されている費用は異なりますが、よく見られる料金体系とその相場をご紹介します。
時間制プラン
時間制プランは、調査を行った調査員の人数と、実際に調査を行った時間で費用が決まるプランです。
調査日数が1日だったとしても、調査員が24時間調査するわけではありません。
時間制プランは、調査員が実際に動いた時間で費用が決まるため、短時間で調査が終了した場合、費用が抑えられるプランです。
調査員1名あたりの1時間の単価は、2万円〜3万円前後で設定されている事務所が多くなっています。
ただし、事務所によっては、1万円より安い設定がされている場合もあるため、依頼前に確認するとよいでしょう。
パック制プラン
パック制プランは、まとまった調査時間が決められており、その時間ごとに料金が決められています。
パックで決められた時間内であれば、追加料金が発生しない事務所が多いため、後から費用が増える心配もありません。
例えば、10時間で20万円、20時間で40万円などが相場となっています。
ただし、パック内容が決まっていることがほとんどのため、1日のみの依頼という方法は取ることができません。
事務所によっては、時間も短く他より比較的安価で依頼できる場合もあるため、プランを相談してみるとよいでしょう。
成果報酬プラン
成果報酬プランは、調査員の人数や時間ではなく、調査が成功した際に、その調査や証拠に見合った報酬を支払うプランです。
証拠が掴めた場合のみ費用が発生するため、万が一証拠が掴めなかった場合は無駄な費用を払う必要がありません。
しかし、報酬金額は事務所によっては高額になる可能性があります。
また、調査が成功した場合に費用が発生するという特徴から、1日のみの調査といった依頼方法に対応していない事務所がほとんどです。
1日だけの不倫調査を行うデメリット
1日だけの不倫調査は、必要な調査のみを行うため、費用を安く抑えられる点がメリットです。
しかし、1日だけの不倫調査にはデメリットも存在しています。
調査を依頼する際は、以下のような点も考慮しておくとよいでしょう。
証拠能力が弱い場合がある
不倫の証拠は、同一の相手と複数回会っている、もしくは長期的に関係を継続しているとわかる証拠が必要です。
1日だけの調査では、複数回にわたって証拠が集められないため、証拠能力が弱くなってしまう可能性があります。
このような証拠の場合、裁判では証拠として認められない可能性もあるため、離婚や慰謝料請求のために証拠集めを依頼する際は、注意が必要です。
証拠が掴めない可能性もある
調査を依頼した1日で決定的な証拠が掴めないまま終わってしまう可能性もあります。
不倫相手や日程がわかっていても、本当にその日に不倫が行われるとは限りません。
パートナーや不倫相手の都合により予定が変更されてしまうと、空振りで終わってしまう可能性もあります。
その場合、再度調査を依頼しなければなりません。
結果として依頼費用がかさんでしまう可能性もあるため、依頼する際は注意しましょう。
不倫相手が複数いると特定できない
不倫相手が1人ではなく、複数人いるというケースでは、1日の調査ではほぼ特定ができません。
万が一複数人と不倫していた場合、他の不倫相手の存在を見落としてしまい、不倫自体を隠される可能性もあります。
もし、不倫相手が複数いることが疑われる場合は、1日のみの調査ではなく、数日かけた調査を検討しましょう。
1日だけの不倫調査が適切かどうかはプロに相談を
不倫相手の情報や、不倫の日程、場所が詳しくわかっていれば、1日だけの不倫調査でも、証拠を掴める可能性が高くなります。
ただし、短時間の限定的な調査となるため、必ず成功するとは限りません。
また、せっかく集めた証拠が、裁判などで証拠として認められない可能性もあります。
自分のケースが1日の依頼で十分かどうかわからないという場合は、探偵事務所などで適切な調査方法について相談してみましょう。