春から新生活、新居なら安心という大きな誤解!?
~盗聴発見調査とは~
「春から新生活、心機一転頑張ろう!」、もうこんな季節ですよね。けど、ちょっと待ってください。新居の盗聴器発見調査は、お済みでしょうか?
生活している音、家族や友達と話している声、リモート会議の内容……。漏洩してはいけない情報はもちろん、自分のプライバシーが筒抜けになっているというのは、非常に怖い状況です。
「新居だから大丈夫じゃないの?」、と思われるかもしれませんが、それは大きな誤解です。盗聴器の種類は多岐に渡り、その設置方法も様々。
極端な話、あなたが使用しているスマートフォンに、既に「盗聴アプリ」が仕掛けられているかもしれません。
今回は盗聴器を発見するための調査、盗聴器発見調査についてご紹介します。
なぜ「新居だから安心」は誤解なのか?
引っ越し先の新居には、確かに何もないかもしれません。家具もなにもない、まっさらな部屋に見えますよね。
けれど、前の住人が既に盗聴されていたとしたらどうでしょうか?
新築の場合でも、悪質な業者が、施工や補修の段階で盗聴器を設置していたら?
コンセントの中、エアコンの中など、盗聴器を仕掛けられる場所は、どこにでもあります。新居であるかどうかに関係なく、その気になれば仕掛けられてしまう。これが盗聴器です。
また、不動産屋さんや大家さんには、入居時に盗聴器等の調査を行う義務はありません。
仕掛けられている盗聴器がそのまま残されていたら、次にプライバシーが筒抜けになってしまうのはあなたです。
前の入居者とは他人なのに、わたし(新しい入居者)を盗聴したがるの?
これは盗聴器を仕掛けた者の動機による部分もあるのですが、「そもそも、盗聴器が設置されたままの状態は、それだけで危険」ということを、知っていただきたいです。
盗聴器というのは、部屋に仕掛けるのが非常に難しい反面、盗聴器が発する電波を拾うことそのものは、かなり簡単という特徴があります。
びっくりされるかもしれませんが、市販の無線機を買ってこれば、誰でも盗聴器の電波を拾うことができます。既に盗聴器を仕掛けられている場合、たったこれだけで、明日からあなたのプライバシーを盗み聞きすることができてしまいます。
また、特定人物に執着しない、盗聴行為そのものを目的とした「盗聴マニア」の存在もあります。
なので、「前の入居者と自分は関係ない。だから盗聴される理由が無い」という考え方は、そもそも通用しないと思ったほうがいいでしょう。
人の出入りの激しいマンスリーマンションや女性専用マンションは、盗聴器を仕掛ける側からしても「狙い目」。そういった場合は、特に注意が必要になります。
部屋に仕掛けるばかりが盗聴器ではない
盗聴器の有無を調べる方法
ベストは盗聴器調査のプロに頼むことですが、まずはご自身で判断してみるのも手です。
まずは、以下について確認してみると良いでしょう。
目視確認
シンプルですが、重要な確認方法です。例えば、コンセント周辺に見慣れない電源タップはありませんか?
電源タップ型の盗聴器は取り付けが簡単なため、大掛かりなことをしなくとも、ちょっとした隙に取り付けることができてしまいます。
コンセント周辺に限らず、見慣れない機器があった場合は要注意です。
電波を使う機器を使用中、雑音が入ったり、不自然に途切れることはないか?
盗聴器から発される電波を機器が誤って拾った場合、こういう現象を引き起こすことがあります。
単に電波状態が悪いだけの可能性もありますが、盗聴が疑われる状況でしたら、判断材料の一つになります。
盗聴器発見機を購入して調べる
市販の盗聴器発見機を使うことでも、盗聴器を発見することが可能です。
但し、高度な発見対策が施されている「ステルス盗聴器」と呼ばれる盗聴器に関しては、通常の発見機で見つけるのは非常に難しいため、その点は留意する必要があります。
FMラジオを使う手もあるが……
FMラジオを発見機代わりにして見つける方法がありますが、一部の機種の盗聴器しか発見できない方法のため、正確性に欠けます。なので、この方法はあまりおすすめしていません。
盗聴器発見調査のプロに依頼する
最も信頼できるのが、その道のプロに頼む方法です。ステルス盗聴器の発見も可能な高度な機材を揃えている上、蓄積されたノウハウがあります。
盗聴器を見つける、盗聴器が存在しないことを確認するという意味において、もっとも信頼できる対策になります。
「安心」を得るならプロの盗聴器発見調査
盗聴器は巧妙に仕掛けられており、自身の力だけで発見したり、「盗聴器が無いこと」を確認するのは、非常に難しいです。
求められるのは確実性であり、それには、高度な機材とノウハウが不可欠です。
また、盗聴器を発見した際も、適切な行動を取らなければなりません。誤った対処をすれば、犯人を逮捕する機会を失ったり、最悪の場合、あなた自身に危険が及ぶ場合もあります。
そういった意味でも、盗聴が疑われる場合や、盗聴の心配があった場合、プロの手で盗聴器発見調査してもらうのが、一番確実です。
盗聴の被害を防ぐため、盗聴の不安を払拭するためにも、信頼できるプロに相談し、プライバシーや仕事の情報を守りましょう。