盗聴器が仕掛けられていないか調べたい!自分でできる盗聴器の発見方法とは?
自宅は、日々の疲れを癒すプライベート空間です。
しかし、そんなプライベートが誰かに盗聴されているとしたら、どうでしょうか?
家の中に違和感を覚えたり、周囲に不審な人物を見かけるようになった。日々の生活でそんな不審点を見つけた場合、盗聴の疑いがあるかもしれません。
今回は、自分でできる盗聴器の発見方法について詳しくご紹介します。
もし心当たりがある場合は、盗聴器を探してみてください。
盗聴器は自分でも見つけられるか
盗聴器の発見と聞くと、探偵や警察が行うイメージがあるかと思います。
もちろん、すべての盗聴器を正確に発見するためには、特別な機材や知識が必要です。
しかし、盗聴器の存在を確かめたいといった調査であれば、自分で盗聴器を調査し、発見できます。
「最近家の中で変な物音がする」
「家の周りで不審な人物を見かけるようになった」
「身に覚えのないものが増えている気がする」
といった現象に心当たりがある場合は、盗聴器の有無を、一度確認しておくとよいでしょう。
自分でできる盗聴器の発見方法
盗聴器を探す方法はいくつかありますが、あまり費用をかけずにできる調査方法を、4つご紹介します。
目視で探す
特別な機材を使用しなくても、盗聴器は目視で発見できることもあります。
盗聴器は見つかりにくい場所に取り付けられるため、家具や家電の裏などに仕掛けられるケースが多いです。
家具や家電に違和感を感じたら、調べてみましょう。
配置を変えた覚えがないのに動いている、掃除した覚えがないのにホコリが見当たらないといった、小さな違和感が発見に繋がります。
また、電源タップや延長コードなどに盗聴器が仕込まれていることもあるため、見覚えのない電源タップ、延長コードを見つけたら注意しましょう。
FMラジオを使う
自宅でラジオを聞く環境がある場合、FMラジオを使って確認する方法もあります。
盗聴器の中には、FMラジオと同じ周波数の電波を利用しているものがあるため、周波数を合わせることで調査が可能です。
方法としては、下記の手順で行います
- 戸や窓を閉めて部屋を密室にする
- スマホやパソコン、オーディオを利用して部屋に音楽を流す
- FMラジオの周波数を低いところから高くしていく
- ラジオから室内で流している音楽と同じ音が聞こえてきたらラジオを持って室内を歩く
- ラジオから聞こえる音が大きくなるところでラジオの音量を上げ、ハウリングする場所を探す
ただし、FMラジオと同じ周波数を利用しない盗聴器や、そもそも電波を発しない盗聴器の場合は発見できません。
スマホのアプリを使う
近年では、盗聴器を発見できるスマホのアプリが複数あります。
こちらも、盗聴器が発する電波を利用して調査する方式ですが、こちらもアプリが対応する電波を使用した盗聴器にしか対応していません。
また、アプリの中には信用度の低いアプリも紛れ込んでいます。
スマホアプリでは確実に盗聴器が探せる保証はないため、インストールする際は注意しましょう。
盗聴器発見器を使う
盗聴器発見器は市販されており、比較的安価で購入できます。
FMラジオで拾うことができなかった周波数の電波にも対応しており、あらゆる種類の盗聴器が調査可能です。
使用方法は販売されている機器によって異なりますが、FMラジオと同じ方法で使用します。
- 戸や窓を閉めて部屋を密室にする
- スマホやパソコン、オーディオを利用して部屋に音楽を流す
- 盗聴器発見器の電源を入れて室内を歩く
- 聞こえる音が大きくなるところを探す
ただし、こちらも電波を使用しない盗聴器には対応できません。
盗聴器が仕掛けられやすい場所
盗聴器を調べる際には、どういった場所を探すとよいのでしょうか。
ここでは、盗聴器が発見されやすい場所をご紹介します。
調査する際の参考にしてみてください。
家具や家電
盗聴器は、存在が気付かれないように、家具や家電に仕掛けられることがあります。
普段動かす機会のない家具や、大型の家電などは仕掛けられやすいため、注意しておきましょう。
コンセント
盗聴器の中には、電源の供給が必要なものもあります。
そういった機器の場合、コンセント付近に取り付けられていることが多いです。
電源タップや延長コードの形をした盗聴器もあるため、買った覚えのない電源タップなどを見かけたら、注意しましょう。
ぬいぐるみやフィギュア
ぬいぐるみやフィギュアは、人からもらったものなどに注意しましょう。
ぬいぐるみの中やフィギュアのパーツに、盗聴器が仕込まれている可能性があります。
スマホ
近年では、盗聴できるスマホアプリも発見されています。
中には、インストールされていることがわからないようになっているものもあるため、スマホの中にインストールした覚えのないアプリを発見した場合は注意しましょう。
車の中
盗聴器が仕掛けられるのは、家の中だけではありません。
車の中に仕掛けられていた、というケースも報告されています。
ただし、車の中は入り組んだ部品も多いため、発見は困難です。
車の中を調べたいと思っている場合は、プロへの調査依頼も検討してみてください。
盗聴器を発見した際の注意点
調査をした結果、万が一盗聴器が見つかった場合、どのような対処をすればよいのでしょうか。
発見したときは、以下のことに注意しましょう。
あからさまな行動をしない
盗聴器が仕掛けられているということは、実際に盗聴されている可能性が高いです。
発見したときに声を出すなど、発見されたとわかるような行動をしてしまうと、盗聴器を仕掛けた犯人に気付かれてしまいます。
場合によっては、犯人がさらなる迷惑行為を行う可能性もあるため、可能な限り発見したことを犯人に悟らせないようにしましょう。
もし、盗聴器の発見後も会話が必要な場合は、聞かれたくない会話は筆談にする、盗聴器のそばに音楽プレイヤーを置いて音楽を流すなどの対策がおすすめです。
すぐに外さない
盗聴されているとわかればすぐに撤去したくなりますが、証拠を残すためにも自分で撤去してはいけません。
盗聴器には犯人の指紋が残っている可能性もあります。
そこに自分の指紋がついてしまうと、犯人の指紋が消えてしまうこともあります。そのため、盗聴器には基本的に触れないようにしましょう。
盗聴器を発見した際は外したりせず、そのまますぐに警察へ連絡してください。
ただし、警察への連絡も盗聴される危険性があるため、盗聴器から離れた場所で連絡するようにしましょう。
盗聴器の調査が不安な場合はプロに依頼を
今回、盗聴器を自分で発見する方法をご紹介しました。
目視で見つけられるものから、FMラジオや市販の盗聴器発見器などの電波を利用するものまで、様々な調査方法があります。
盗聴されているのではないか、と不安を感じた場合は、これらの方法を利用して室内を調査してみてはいかがでしょうか。
ただし、ご紹介した方法ですべての盗聴器が調査できるわけではありません。
また、盗聴器を発見した際には適切な対応をしないと、逆に自分の身を危険に晒すことになってしまいます。
自分で探すことに不安がある場合は、探偵や調査機関といったプロへの依頼も検討してみてください。