迷子のペットを探したい!
空前のペットブームと言われ、どのくらいの年月が経ったでしょうか。ペット市場はどんどん拡大し、保護犬や保護猫など動物愛護への関心も、以前とは比較できないほどに高まっています。
家族の一員にペットを迎え入れる人の数は増え続け、いつも身近にいてくれるペットの存在はかけがえのないものとなっています。
しかし、そんなペットがある日突然迷子になってしまったら・・・考えるだけでゾッとしてしまいますよね。
夏はペットの迷子に要注意
散歩の途中でリードが切れてしまった・玄関のドアが開いた瞬間に外へ飛び出していってしまった・・・などが、ペットの迷子の原因として挙げられますが、実は夏はペットが迷子になる危険性が高まる季節だということをご存知でしたか?
■夕立で発生した大きなカミナリの音に驚いて逃げてしまった
■近所で花火大会が開催され、打ち上げ花火の大きな音に驚いて逃げてしまった
■窓を網戸にしていたら、網戸を自分で開けて外へ出てしまった
■風を入れるために開けていたわずかな窓の隙間から抜け出してしまった
など、夏ならではの原因で迷子になってしまうケースが後を絶ちません。
特に今年の夏は新型コロナウイルス流行の影響で、エアコン使用と並行して室内の換気が重要だとされています。室内飼いのワンちゃんやネコちゃん、カゴから出して部屋で遊ばせていた小鳥などが思いがけず外へ出てしまうリスクがいつも以上に高いと考えられるのではないでしょうか。
迷子のペットが見つからない!その理由とは
ペットが突然いなくなってしまったとき、たいていの人はまず自分の足で探すでしょう。しかし、個人で迷子のペットを見つけ出し保護するには限界があります。なぜなら、ペット探しに時間がかかればかかるほど、リスクがあるからです。
①保健所に捕獲されてしまう
日本は野生動物の管理に非常に厳しい国です。住宅街や自分の家の近所に見慣れないワンちゃんがウロウロしていれば、保健所(動物愛護センター)や警察がたちまち駆け付け、捕獲されてしまうことも少なくありません。
捕獲・保護されたのち、一定期間飼い主が名乗り出なければ保護団体へ引き取られて行ったり、最悪の場合殺処分されてしまうこともあるのです。
②交通事故に遭ってしまう
迷子になってパニックになったペットが道路へ飛び出し、交通事故に遭ってしまう危険性も考えられます。
ペット保険を専門に扱う保険会社が行ったある調査では、ペットの迷子相談のうち、交通事故の犠牲になった状態で発見された、というケースが相談件数全体の3%近くあったというデータが報告されています。
③誰かに捕獲されてしまう
保護団体や心配した他の人につかまって、よそのお宅で飼われていたということもあります。しかし中には、よからぬ目的をもって動物を捕まえようとする人間も存在します。
このような理由から、迷子のペット捜索はとにかく時間が勝負なのです。
迷子のペットを探すには?
一刻も早く迷子のペットを保護するために、「捜索」のスペシャリストである探偵へ相談するのもひとつの手段です。
実際に、迷子になったペットの捜索を請け負っている探偵事務所もあり、プロならではの方法で捜索を行います。
■まずは複数で自宅周辺・いなくなった場所付近を捜索する
■迷子チラシを作ったり周辺へ聞き込みをして情報を集める
■迷子の性格や性質に合わせ、捜索範囲を絞る
■捕獲器や懐中電灯などのアイテムを用意する
■飼い主がペットを呼ぶ声を録音したボイスレコーダーを使う
一般の人が探して「ここにはいない」と思った場所を後からペット探偵が再度捜索したところ、実はそこに隠れていて見つかったというケースも非常に多くあります。
対象の動物による性質の違い・外飼いなのか室内飼いなのか・迷子の子の性格や年齢・迷子になった場所の環境など、知識と経験を生かしたプロのスキルで、すみやかに保護できる可能性が高まります。
まとめ
大切な家族であるペットが突然自分の前からいなくなってしまったら、心配で居ても立っても居られないことでしょう。しかし慌てて自力で探し出そうとムダに時間が流れてしまえば、無事に保護できる可能性はどんどん低くなってしまいます。
ペットのいのちを守り、一秒でも早く安心させてあげるために、ペットが迷子になったときには「探偵」という選択肢があるということを覚えておいていただきたいと思います。