「ストーカー」の実態とストーカーを諦めさせる方法!
日本でも、ストーカーに対する相談は多く、その被害は非常に深刻です。
ストーカーによるつきまとい行為や嫌がらせ行為をそのままにしておくと、被害が悪化し、凶悪犯罪に巻き込まれてしまう可能性があります。
そこでこの記事では、ストーカーの恐ろしい実態とストーカーを諦めさせる方法をご紹介します。ストーカーに狙われやすいタイプもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
狙われやすいのは女性と男性どっち?
まずは、ストーカーに狙われやすいタイプをご紹介します。女性と男性、ストーカーに狙われやすいのはどちらなのでしょうか。
内閣府男女共同参画の調査によると、ストーカーの被害者の87.4%が女性で、ストーカー行為者の85.9%が男性とされています。
被害者の8割以上は女性である
ストーカー被害にあっている被害者の大半が女性です。また、ストーカーの多くは被害者の元カレなど元恋人、友人、知人などとも言われています。恋人と別れるときにトラブルになり、そのまま相手がストーカー化してしまうケースも多いのです。
相談を周りにしないだけで、男性もストーカー被害にあっている
ストーカー被害にあっている人の多くは女性ですが、周りに相談しないだけで、男性もストーカー被害にあっています。
女性は、ストーカーに刺されたり殴られたりはしないか、と不安で探偵や警察などに相談しますが、男性はあまりそのような恐怖を感じておらず、「周りにストーカーにあっていることをバレたくない」と考え、相談しないパターンが多いのです。
狙われやすいタイプ(女性)で多いのは、大人しくて誰に対しても優しい人
ストーカーが狙いやすい女性は、大人しそうで真面目な雰囲気を持っており、誰に対しても優しいタイプです。誰にでも優しいと、ストーカーは「相手に受け入れてもらえる」と勘違いし、一方的に好意を持ちやすいのです。
狙われやすいタイプ(男性)で多いのは、どんな人に対しても優しい人
ストーカーが狙いやすい男性は、女性と同じようにどんな人に対しても優しい人です。誰にでも優しく分け隔てなく接することは魅力的ですが、ストーカーに狙われる可能性があるという事を頭に入れておきましょう。
また、危機感を持って人と接することが大切です。
狙われないための効果的な対策【不安な時に行うと良いこと】
次に、ストーカーに狙われないための対策・「ストーカーに狙われているかもしれない…」といった、不安な時に行うことをご紹介します。
自宅の特定がされないように移動はタクシーを使う
自宅に帰るとき、気付かないうちに後を付けられていて、自宅が特定されてしまう場合があります。自宅がストーカーに特定されることは非常に危険なので、一人で帰宅する場合はタクシーを使うことをおすすめします。
防犯ブザーを持ち歩く
防犯ブザーはカバンの中ではなく、常に素早く鳴らせる状態で持ち歩くことが大切です。カバンの持ち手部分などにつけておくと良いでしょう。
また、携帯電話やスマホはいつでも110番できるように設定しておきます。一人で歩く場合は、誰かとスマホで電話しながら歩くふりをしても良いでしょう。「このくらい大丈夫」と思わず、不安な時はすぐに110番に電話することをおすすめします。
個人情報の書かれたものはシュレッダーなどにかけて処理する
電話番号や名前、住所、レシート、公共料金の明細など個人情報が書かれたものを捨てる際は、必ずシュレッダーなどにかけて細かくしてから捨てることが大切です。シュレッダーがない場合は、ハサミやカッターで細かく切ることをおすすめします。
また、個人情報は気軽に他人に教えないようにすることも重要です。スマホやSNS、アプリなどのパスワードは判明されにくい複雑なものに設定し、定期的に変更するようにしましょう。
常に誰かと一緒に行動する
「ストーカーに狙われているかもしれない」といった場合は、一人で行動するのをできるだけ控えましょう。家族や友人に協力してもらい、常にだれかと一緒に行動することが大切です。また、一人で行動する場合も、人通りの多い道や明るい道を選び、時間帯にも気を付けましょう。
今すぐできる!ストーカーに諦めさせる方法
最後に、今すぐできるストーカーに諦めさせる方法を見ていきましょう。
ストーカーの心理とは?
ストーカーを辞めさせるには、まず相手の心理を知ることが大切です。「ストーカー研究の第一人者と言われるポール・E・ミューレン博士」によると、ストーカーの心理は以下の4つに分けることができます。
- 親密追求型:親密になりたいという気持ちが大きくなり、相手への理想や要求が高くなり、「自分にはこの人しかいない」と思い込みます。そして相手が気持ちにこたえてくれないと、「どうしてわかってくれないのか」と被害妄想に陥り、復讐心に変わりストーカー行為を始めるのです。
- 無資格型:相手を、自分の要求にこたえるのが当然の存在と思い込みます。支配的で高圧的な態度になり、相手が要求をのまないと、どのような手段を使ってでも要求にこたえさせようとするのです。
- 憎悪型:相手が憎いあまり、ストーカー行為を行います。日頃の生活でストレスを抱えている場合、ストレス発散のために、自分より弱い存在だと考えている相手に向かってストーカーする場合があります。
- 拒絶型:相手に交際や婚姻関係を拒否された場合、「自分がどうして拒絶されたのか信じられない」「拒絶されたのが許せないので相手に罰を与える」といった気持ちになり、相手と何としてでも親密になりたい、交際したい、または許せない、とストーカーに発展するのです。
被害の証拠を残し保管する
ストーカー被害にあった場合、被害の証拠を必ず残して保管することが大切です。ストーカーからの手紙やメールは印刷し、電話の内容、付きまとい行為などをすべてカメラやビデオなどに残しておきましょう。また、被害があった日時をしっかり残すことも大切です。
一時的に住居を変えてみる
ストーカーされていても、引越しをするのは金銭的な理由などで難しい場合もあるでしょう。そんなときは、一時的に実家に逃げたり、友人の家などに避難したりすることも大切です。
引っ越しを検討する
自宅がストーカーにバレてしまっている場合は、引っ越しすることをおすすめします。引っ越しにより住所を移した場合、ストーカーによる住民基本台帳の閲覧を制限することができるので、住所をストーカーに知られることはないでしょう。
家族や友人など身近な人に相談する
ストーカーに諦めさせることは、たとえ男性でも、自分一人の力では難しいでしょう。一人で悩みを抱え込まず、家族や友人など身近な人に相談することが重要です。「まだ大丈夫だろう」と思わず、少しでも不安な気持ちがあるなら、すぐに周りの人に相談しましょう。
それでも解決しないときはプロの探偵事務所にご相談ください!
ストーカー被害を警察に相談しても、警察がすぐに動いてくれない場合もあります。また、自分から被害の解決のために動くのが怖い、ストーカー被害の確かな証拠がないという場合もあるでしょう。
そんなときは、プロの探偵事務所に相談することをおすすめします。
探偵事務所では、張り込み調査や聞き込み調査などを行い、ストーカーに関するさまざまな証拠を集めてくれます。十分な証拠があると、警察も動きやすくなるので、自分一人で証拠を集めることが難しい場合は、探偵事務所を頼ることも大切です。