結婚寸前にパートナーの浮気が発覚!慰謝料を請求するために必要な証拠と条件は?
結婚寸前に、パートナーの浮気が発覚した!
「そろそろ結婚かな……?」と思っていた矢先、長年付き合っていた恋人に浮気される。
できれば起こってほしくないことですが、こういった事例は、まま見られます。
結婚が近かっただけに、「裏切られた!」という気持ちも大きいですよね。
そしてこんなとき、「慰謝料を請求したい!」と感じる人は、少なくありません。
しかし、「恋人の浮気」と、「婚姻関係にあるパートナーの浮気」では、
慰謝料が請求できるかどうか、全く違ってきます。
今回はそんなカップル間の慰謝料請求について、
- そもそも結婚前のパートナーの浮気に慰謝料の請求は可能か?
- もしできるとして、その相場はいくらくらいか?
- 慰謝料請求の手順について
こういった点について、ご紹介します。
泣き寝入りを避けるためにも、是非参考にしてみてください。
恋人の浮気には原則、慰謝料の請求はできない
まず前提として、結婚していない、恋人関係の人物に浮気をされたしても、慰謝料を請求することはできません。
これはそもそも、浮気の慰謝料というのが「平和な結婚生活を送る権利」を侵害された場合に請求できるものだからです。
浮気に対する慰謝料の請求というのは、あくまで、結婚生活を侵害された場合の権利なわけですね。
ですから残念なことに、「恋人関係の人物の浮気に対して、慰謝料を請求するのは難しい」という事実があります。
しかし、これには例外があります。
例外① 婚約をしている
婚約をしている状態で浮気をされた場合には、慰謝料を請求することが可能です。
婚約状態を証明するものについては、二人が婚約していることを証明できるものがあればベストです。
これは書面に限らず、例えば、結納を済ませていたり、結婚指輪が既に送られていた場合も、婚約状態であるとみなされます。
しかしそういったものがない場合でも、当人同士の意志が明確ならば、口約束であっても婚約は成立します。
また、周囲の人に婚約を報告していても、婚約関係にあるとみなされます。
これにあてはまる場合、婚姻関係になくとも、慰謝料を請求することが可能です。
例外② 事実婚(内縁関係)の関係にある
もう一つの例外が、「事実婚(内縁関係)の関係にある」場合です。
聞きなれない言葉かもしれませんが、いわゆる「籍を入れてないだけ」の状態とイメージしてみてください。
お互いが夫婦としての認識を持っていたり、長年にわたって同居していたり、同一の家計で暮らしていたりする。
こういった、「夫婦同然」である場合、事実婚(内縁関係)の関係にあるとみなされます。
これにあてはまる場合にも、書類上の婚姻関係がなくとも、慰謝料を請求することが可能です。
慰謝料請求の相場は?
これらの場合、浮気の慰謝料の相場は、数十万~二百万円程度といわれています。
夫婦間の場合に比べると、婚約・事実婚の関係にある場合では、若干下がります。
しかし、恋人としてどんな付き合い方をしてきたか、その精神的苦痛の度合いによっては、高額の慰謝料が認められる場合もあります。
また、あなたが結婚適齢期であったり、長期間にわたって付き合っているといった事情や、
結婚のために仕事を辞めたり、式や新居の用意といった結婚に向けた準備が進んでいるといった事実がある場合にも、慰謝料が増額される傾向にあります。
他にも、「浮気相手と結婚したいから」という理由でフラれたり、
悪質な態度、対応をされた、「相手側が不誠実であった場合」なども、同様の傾向があります。
本来なら受け取れるはずだった慰謝料をちゃんともらうためにも、
証拠集めは抜け漏れなくやっておきたいところです。
慰謝料請求のために、集めておくべき証拠は?
先に挙げたような条件を満たしているかという証拠はもちろんのこと、
浮気が本当に行われたという証拠が必要になります。
一例ですが、以下のようなものが挙げられます。
- 恋人が浮気相手とラブホテルに入ったという証拠
- 恋人が浮気相手の自宅に、もしくは浮気相手が恋人の自宅に、複数回出入りしているという証拠
- 恋人が浮気相手の自宅に、もしくは浮気相手が恋人の自宅に、長時間滞在したという証拠
これらは主に、写真や動画です。浮気現場の、決定的瞬間を押さえることで、「不貞行為」があったか、つまり、肉体関係にあったかどうかを証明する証拠とします。
これは、ドラマに出てくるような、「浮気の証拠」をイメージしてもらえれば、わかりやすいかと思います。
このように、浮気の慰謝料の請求の場合、婚約関係にあるか、事実婚の関係にあるかという証明以外に、
「浮気が本当に行われていた」という証拠を、集めておかないといけません。
浮気調査を活用するのが、一番の近道
浮気の現場、決定的瞬間を写真や動画を収めるのは、実はかなり大変です。
二人がどこで会うか、浮気の現場がどこになるかという調査から
スタートしなければなりませんし、現場を写真や動画に収める際も、長時間の張り込みが必要になります。
しかも、全ての工程を、あなたの恋人、浮気相手の両方に、
気づかれないように遂行しなければなりません。
察知されてしまっては、証拠を揃えられず、最悪の場合、泣き寝入りすることになってしまいます。
ですから、時間的にも、精神的にも、調査会社に依頼し、プロの浮気調査を活用するのが、一番の近道です。
調査会社の報告書は、裁判でも認められる証拠です。
業界に明るい会社でしたら、、裁判や示談の際に相談できる専門家を紹介してくれたり、調査以外でも、色々と力になってくれます。
婚姻関係になくとも慰謝料は請求できます。
浮気された場合はまず、信頼できるプロに相談し、力を借りることで、泣き寝入りを防いでください。