もうどうにかしたい!ストーカーを諦めさせる3つの対策!
長期化すればするほど解決が難しくなると言われる、ストーカー被害。
長期化に伴ってストーカー行為の内容もエスカレートするため、早期の解決が求められます。
しかし、自分がストーカーの被害に遭っていると気づいた時には、
あなたへの執着が引き返せない段階まで来ている。こんなことも、少なくありません。
行為をエスカレートをさせない、事態を悪化させないように
ストーカー行為をあきらめさせるには、どうすれば良いのか?
今回はストーカーを諦めさせる方法を、3つの段階に分けてご紹介します。
ストーカーを諦めさせる3つの対策
ストーカーを対策していくには、以下の3段階を踏みます。
- 拒否の意志を示す
- ストーカー行為の証拠を集める
- 警察や弁護士、探偵に相談する
一つずつ、詳細を見ていきましょう。
1.拒否の意志を示す
第一段階は、相手に「拒否」の意志を示すことです。
いま受けている被害をストーカー行為として立件するには、
ストーカー行為を働いている相手に対して、
あなたが拒否の意志を示したという事実が必要になります。
そのためまず、「やめてほしい」とはっきり言うこと。
丁寧な言葉で誠実に、今の行為が迷惑であることを伝えます。
すぐに劇的な効果の望める対策ではありませんが、警察にこの件をストーカー被害として扱ってもらうには、
この「拒否したという事実」は、絶対に押さえておく必要があります。
拒否の意思を示す際には、感情的になったり冷たい言葉を使ったりしないように注意します。
ストーカーの神経を逆なでし、行為がエスカレートする危険があります。
冷静に丁寧な言葉で、拒否の意思を説明しましょう。
また、話し合いをする場合は一対一を避け、信頼できる人に同席してもらいます。
安全のためにも、ストーカーと二人だけになる状況は極力避けるようにしましょう。
2.ストーカー行為の証拠を集める
拒否の意思を示すのと並行して、ストーカー行為の証拠集めを行います。
示談や裁判といった法的手段に備えるだけでなく、警察に動いてもらうためにも必要な証拠です。
証拠には、以下のようなものが挙げられます。
- つきまとい行為等の録画
- 通話記録や着信記録、それらの録音
- メッセージアプリ、メールなどの履歴
- SNSで被害に遭っている場合は、そのスクリーンショット
- ストーカーから贈られた物品(手紙なども含む)
- 被害内容や日時の詳細記録
証拠は多いに越したことはありませんし、それだけ効力も大きくなります。
拒否の意思を示しながら、ストーカー行為の証拠になるもの、なりそうなものは、全て残しておきましょう。
3.警察や弁護士、探偵に相談する
ストーカー行為への対策で、自分一人でできることは限られています。
もともと強い執着心が原動力となっている行為であり、
そんなストーカーに働きかけるのには、大きな危険が伴うからです。
安全のためにも、一人で対策しようとせず、必ず専門機関に相談するようにしましょう。
警察に相談する
警察の介入は、ストーカーに対して「自身の行為が犯罪である」と認識させる、非常に効果的な手段です。
ストーカー規制法に基づいて措置を取ることができ、警告や禁止命令を出してもらうことができます。
その効果は大きく、ストーカー行為をやめさせるには、警察の介入が不可欠と言ってもよいでしょう。
確かな証拠がないと警察に動いてもらうのは難しいですが、
そのためにも、証拠収集を怠らないように。対策や取れる措置ついてアドバイスを受けることもできますから、
できるだけ早い段階で相談に行くようにしましょう。
弁護士に相談する
警察と同様に、弁護士の力を借りることも、「自身の行為が犯罪である」とストーカーに認識させる力があります。
法律、交渉事の専門家として、ストーカーと話し合いをする場合の立ち合い人としてはもちろん、
あなたの代理人として動いてもらうことも可能です。警察とは違った面から、大きな力になってくれます。
裁判になった場合だけでなくその前、ストーカー行為への対策として弁護士に相談するのも、有効な選択肢の一つです。
探偵・調査会社に相談する
探偵は、警察や弁護士と異なる点から、ストーカー対策の助けとなります。
警察や弁護士に動いてもらうためには、まず相手の素性を特定していないといけません。
相手の素性がわからなければ、警察や弁護士であっても、できる対策は限られてしまうからです。
加えて、具体的な被害の証拠も必要になってくるため、そういった証拠を集めるのにも、大きな力となります。
誰があなたに、どういう行為をしていて、どんな被害の証拠があるのか。
そういったことを特定する証拠を集めることが、ストーカー対策における探偵の役割です。
ストーカー被害を解決するために重要なこと
警察の介入や弁護士の助力は、ストーカー対策において非常に大きな効果があります。
しかし、直接的な措置を取ってもらうためには、「ストーカーが誰なのか?」、
「証拠はあるのか?」といった、ストーカー被害の証拠とその行為者の特定が不可欠になります。
例えばあなたが、警察に被害届を出したとします。
犯人が特定できていない場合、警察ができるのは、被害を防ぐためのアドバイスと、パトロールの強化までです。
具体的な捜査まではできず、措置を取ることもできません。
反対に、ストーカー行為の犯人が特定されており、その証拠もそろっているのなら、
具体的な捜査や措置によって対応してくれます。
ですから、証拠をきちんと残しておくことと、犯人を特定することが重要になります。
また、ご自身の安全のためにも、早い段階でストーカー被害に遭っていることを相談しておきましょう。
ストーカー調査を探偵に依頼する利点
ストーカーの身元がわからない、その被害を証明できる証拠がそろっていないと、
警察であっても直接的な対策ができません。
こういった場合、探偵にストーカーの調査を依頼してください。
安全に証拠を収集できるのはもちろん、警察を動かすに足る証拠を集めることで、
ストーカー被害の早期解決を図ることができます。
また、あなたの部屋に盗聴器や隠しカメラが設置されていないか調査したり、自宅の防犯強化も行えます。
身を守るための具体的な対策ができるのも、探偵を頼る場合のメリットと言えます。
調査会社の報告書は裁判でも認められる正式な証拠書類なので、その有用性の高さも利点です。
ストーカー被害をこれ以上長引かせないため、何より自身の安全のために、専門家への早期の相談をおすすめします。