娘の一人暮らしの盗聴が心配……。盗聴されてるか確認する方法とは?
盗聴の被害に遭う人物像と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、「一人暮らしの女性」ではないでしょうか?
盗聴被害は、プライバシーの問題だけにとどまらず、そこから更なる事件やトラブル、最悪の場合、その身に危険が迫ることもある、無視できないものです。
もし、そんな被害に、あなたの娘さんが遭っているとしたら、どうでしょうか?
盗聴やそこから発生する事件を防ぎ、問題を解決することを望まれるかと思います。
そのためにはまず、娘さんが盗聴されているかどうか、確認するとことから始めなければなりません。
今回はそんな、盗聴被害を食い止めるために、盗聴されているか確認する方法をお話します。
たとえ新居であっても安心できない
「盗聴の被害といっても、新居なら安心では?」と思われるかもしれませんが、これは大きな誤り。もし娘さんが新居であっても、安心はできません。
前の住人が盗聴されていたり、前の住人が盗聴器を残していたりするケースがあるからです。
また、悪質なものになると、施工や補修の業者が設置しているという場合もあり得るのです。
一見すると何もない部屋に思えても、コンセントやエアコンなど、盗聴器を仕掛けられる場所は多数あります。
不動産屋さんや大家さんにも、入居時に盗聴器の有無をチェックする義務はなく、予め仕掛けられている盗聴器を知る術は、ないと思ったほうが良いというのが現実です。
部屋に不審物がないかチェックする
盗聴器は隠されて設置されるものなので、通常、目視で確認することは困難です。
しかし、不審物がないかを確認することによって、「盗聴器が内部に設置されている物がないか」を確認することはできます。
例えば、コンセントの周辺に、見慣れない充電器や、電源タップはないでしょうか?
いつの間にか紛れ込んでいたように思えて、実は、盗聴犯が部屋に侵入し、設置していったものかもしれません。
コンセント周辺に設置する取り付けも容易であり、ちょっとした隙に設置することも可能だからです。
コンセント周辺に限らず、見慣れない機器があった場合は注意すべきです。
電波を使う家電を使っているとき、異常を感じることはないか?
盗聴器は盗聴した内容を電波で送信するため、盗聴器自身から電波を発信しています。
その電波を家電製品が拾った場合、雑音が混じったり、不自然に途切れるなど、異常を起こすことがあります。
電波状況が悪いだけという可能性ももちろんありますが、盗聴が疑われる状況の場合、考慮すべき要素の一つとなりえます。
盗聴器発見機を使う
盗聴器は、市販の盗聴器発見機を使って探すこともできます。
但し、盗聴器という機器そのものが「発見されないように」設置されるため、一定以上高度な盗聴器は、発見機に対する対策が施されています。
簡易的なチェックは可能ですが、それ以上の成果を期待するには厳しいという点には、留意しておかねばなりません。
部屋に仕掛けない盗聴器の存在には注意
盗聴器は、部屋の中に直接仕掛ける物ばかりではありません。
フリーマーケットアプリで購入した充電器やモバイルバッテリー、人からもらったプレゼントに仕込まれていたケースもあります。
また、ダウンロードしたアプリの中に盗聴機能を持つものが含まれている場合もあり、娘さんが自身で盗聴器を持ち込んでしまっている可能性もあります(アプリから要求される権限を読まない場合、知らない間に「このアプリで盗聴することを許可」しているかもしれません)。
このように、盗聴器は巧妙に仕掛けられるものであり、個人の力で発見するのには限界があります。
仕掛けられているのは盗聴器だけではない
「盗聴器を仕掛けるついでに、盗撮用のカメラも仕掛けよう……」
娘さんをターゲットにした犯人が、こう考える可能性は、十分にあります。
プライバシーの更なる侵害に加え、万が一、そういったデータが外部に流出した場合、盗聴以上に非常に大きな社会的損傷を被ることになりかねません。
こういった機器を総合的に調査、発見できるのは、専門家だけと言ってよいでしょう。
盗聴器発見調査のプロに依頼する
目視での発見や発見機の使用など、いくつか挙げましたが、最も信頼できるのが、盗聴器発見調査のプロに依頼することです。
見つからないように対策を施された盗聴器も発見できる高度な機材、ノウハウを備え、確実な成果が期待できる方法になります。
また、プロに頼むことのもう一つのメリットが、盗聴器発見後の処置にあります。
経験を積んだ専門家は、「盗聴器を見つけようとしている」という事実を盗聴犯に知られないように発見するノウハウを持っています。
もし個人で盗聴器を探したり、発見したりしてしまうと、その事実を盗聴犯に知られてしまいます。
そういった場合、再度設置しようとしに来た犯人と鉢合わせる、ターゲットとなっている娘さんに直接危害が加えられる可能性があるなど、発見後にも拭いきれない危険があります。
盗聴器を見つけることにおいても、盗聴器が設置されていないという安心を得るという意味においても、その後の処置においても、もっとも信頼できる対策が、プロに調査を依頼することです。
プロの盗聴器発見調査で「安心」を
盗聴器とは、発見されないように設置されるものです。そのため、個人の力だけで発見したり、市販の器機で確認することは、非常に難しいといえます。
また、「盗聴器が設置されていないこと」を確認するには、より高度な技術と、確実性が求められます。
盗聴器を発見できた場合も、その後に適切な行動を取らねばなりません。対処を誤れば、娘さん自身に危険が及ぶ可能性もあるからです。
こういった点を鑑みても、盗聴が疑われる場合や、盗聴の心配がある場合、プロの調査によって盗聴器を発見してもらうのが、一番安全です。
盗聴の被害を防ぎプライバシーを守るため、娘さんの身の安全を守るためにも、信頼できるプロへ相談し、対策することが大切です。