浮気の証拠集めは自分でできる?方法とリスクは?
パートナーの振る舞いの変化は、些細な点でも気になるもの。
理由は様々ありますが、その中でも特に気がかりなのは、その原因が浮気にある場合ではないでしょうか?
しかし、もし浮気をされているとしても、その証拠をつかむことは難しいものです。
そこで今回は、パートナーの浮気に関する、証拠を集める方法についてご紹介します。
集めておきたい浮気の証拠
浮気の証拠は、主に浮気の事実を確かめ、離婚や慰謝料の請求を行う際に必要となります。
しかし、浮気の証拠は何でもいいというわけではありません。
場合によっては、裁判などで証拠として認められないケースもあります。
なので、浮気の証拠集めをする場合は、証拠として認められるものを集めるようにするとよいでしょう。
浮気の証拠は、基本的に不貞行為を証明するものでなければなりません。
一般的に、下記のような証拠は、証拠能力が認められやすいものとなっています。
- 肉体関係を持っていることがわかる直接的な証拠
- 肉体関係を持っていたと推察できるようなデータや情報
- 本人や浮気相手の自白を録音したもの
浮気の証拠を集める方法
浮気の証拠集めは、探偵や興信所といったプロに依頼する方法と、自分で調査して集める方法があります。
あまりお金を掛けられない、という場合は、まず自分ができる範囲で証拠集めをしてみてもいいでしょう。
それでは、浮気の証拠を自分で集める場合の、具体的な方法をご紹介します。
自白させる
本人や浮気相手の、不貞行為を認めるような証言があると、証拠として認められやすくなります。
ただし、自白させるだけでは証拠として認められません。
自白の場合は、ボイスレコーダーなどを使用して、音声を録音しておきましょう。
もしくは、本人の署名がある書面などでもかまいません。
財布の中やクレジットカードの明細を確認
パートナーの財布の中や、クレジットカードの明細も、浮気の証拠となり得るものが隠れています。
財布の中やクレジットカードの明細が確認できる場合は、下記のような物を調べてみてください。
- レシートや領収書
- ポイントカードや会員証
- キャバクラなどの名刺
レシートや領収書の中でも、ラブホテルの利用とわかるものや、浮気相手と行ったであろう飲食店のレシートなどは、証拠になり得ます。
また、クレジットカードの利用履歴では、浮気相手へのプレゼントと思われるような履歴がないか、ということもチェックしておきましょう。
スマホやパソコンの中を確認
パートナーのスマホやパソコンの中身も、浮気の証拠が見つかる可能性があります。
スマホを確認する場合は、下記のような内容をチェックしてみましょう。
- 通話履歴
- LINEのトーク履歴
- メールの内容
- マッチングアプリや出会い系アプリ
通話履歴などは、浮気相手とわからないような登録名になっている可能性もあるため、パートナーの行動とあわせてチェックしてみてください。
また、LINEのトーク履歴など、少しでも怪しいと感じたものは、スクリーンショットを撮るか、その画面をスマホのカメラなどで写して記録しておくことが重要です。
パソコンについても同様で、メールのやり取りなどを確認してみましょう。
ただし、パートナーとはいえ、スマホやパソコンの中身を確認する行為は、プライバシーの侵害に当たる可能性も高くなります。
プライバシーの侵害に当たってしまうと違法行為になってしまうため、確認する際は注意しましょう。
車の中を確認
もし、パートナーが車を所持している場合、浮気相手を乗せている可能性があります。
車の中をくまなく探すことで、浮気の証拠が見つかるかもしれません。
浮気相手が私物を落としていたり、髪の毛が発見されたりと、浮気相手自身も見落としがちな証拠が見つかりやすいです。
車の中をチェックする際は、下記のような場所を確認してみてください。
- シートの隙間
- ゴミ箱の中や足元
- 車内の収納やポケットなど
また、車の中を確認する時は、同時にカーナビやドライブレコーダーの記録も確認しておくとよいでしょう。
GPSを使用して行動チェック
用意ができるのであれば、GPSを用いた調査でも浮気の証拠がつかめる可能性があります。
パートナーが所有しているスマホや車に、同意なくGPSを仕掛けると違法になる可能性がありますが、共用の車であれば、違法になりません。
そのため、共用の車があれば、GPSを取り付けておくことで、行動をチェックできます。
普段は行かないような場所、ラブホテルがある場所などへ頻繁に行くようであれば、その履歴をしっかりと残しておきましょう。
尾行して証拠を集める
浮気の証拠として決定的なものは、実際に不貞行為を行っている現場を収めた写真や動画です。
パートナーの行動パターンがつかめたら、自分で尾行することで、浮気現場の写真や動画を手に入れることも可能でしょう。
尾行するときは、浮気の日程や場所を事前に把握しておく必要があります。
また、1人で行うと相手を見失ってしまう可能性もあるため、友人や知人に協力してもらい、2~3名で行う方が好ましいです。
自分で浮気の証拠を集める際のリスク
ここまで、自分で浮気の証拠を集める方法をご紹介しました。
どれも簡単に調査できるものばかりですが、方法を間違えると自分が損害を受けてしまう場合もあるため、注意が必要です。
そのため、自分で浮気の証拠を集めることのリスクについてもご紹介します。
調査していることがバレる
浮気の証拠集めに集中しすぎてしまい、パートナーや浮気相手に調査がバレてしまう可能性があります。
調査がバレてしまうと、浮気の事実や証拠を隠されてしまうなど、それ以降の証拠集めが難しくなりかねません。
また、パートナーからの信頼が失われる可能性もあり、逆に離婚を迫られてしまうといったケースもあります。
集めた証拠が認められない可能性がある
浮気の証拠は、集めたものがすべて証拠として認められるわけではありません。
せっかく時間と労力をかけたのに、有効な証拠として認められない可能性も十分考えられます。
特に、裁判などで慰謝料請求を行う際は、証拠の有効性が重要です。
浮気の証拠は、証拠として有効性があるかどうかも確認しながら集めるようにしましょう。
精神的・肉体的なダメージ
浮気の証拠を集めていると、少なからず知りたくなかった事実や、パートナーが他の異性と親しくしている様子を知ることになります。
精神的なショックを受けてしまう可能性もあるため、調査する際は十分に理解した上で調査しましょう。
また、調査は1日で簡単に終わるものではなく、時間をかけて行うことになります。
精神的な疲労だけでなく、調査で動くことによって、肉体的にも疲労を感じるかもしれません。
違法な調査を行ってしまうリスクがある
浮気の証拠集めでもっともリスクが高いのは、違法な調査を行ってしまった場合です。
いくらパートナーとはいえ、プライバシーに関わる情報を調べる必要があるため、正しい方法で行わなければ、法律に違反してしまう可能性があります。
万が一、調査した方法が違法であれば、集めた証拠が認められないだけでなく、自分が罪に問われかねません。
浮気の証拠を集める場合は、正しい知識と方法を用いて行うことが重要です。
確実に浮気の証拠を手に入れるためにはプロへ依頼を
パートナーに浮気の可能性がある場合、浮気の証拠を集めて、離婚や慰謝料の請求を行うことがあります。
可能な限り費用をかけずに調査するために、自分で身近な場所を確認し、浮気の証拠を集めることも可能です。
しかし、集めた証拠は必ずしも証拠として認められるわけではありません。
また、万が一違法な方法で証拠を集めてしまうと、自分が罪に問われる可能性があります。
こうしたリスクを避けるためにも、浮気の証拠を集める場合は、専門的な知識と技術を持った、探偵や興信所といったプロに依頼することも検討してみてください。