SNSは浮気の証拠になるか
「パートナーがLINEで浮気相手とメッセージのやり取りをしているみたい」
「Instagramに知らない相手とのツーショットをたくさんUPしていた」
パートナーの浮気を疑い始めたキッカケとして、こんな話を聞いたことありませんか?SNSから浮気が発覚してしまうのはよくあることです。
浮気しているんだろう!とSNSの画面をパートナーに突き付けることはできるでしょうが、果たしてSNSは「浮気の証拠」として成立するのでしょうか。
SNSと浮気
スマホ普及率の上昇にともない、日本でSNSを利用している人の数もどんどん増加。一番多いのがLINEの約8,300万人で、Twitterが約4,500万人・Instagram約3,300万人・Facebook約2,600万人と続きます。
スマホやパソコンを持っているほとんどの人が、何らかのSNSを利用していると考えてもいいでしょう。いまやSNSは日常生活のひとつとなり、身近なコミュニケーションツールになっています。
しかし、パートナーのアカウントは把握していても、どんな人と繋がってどのように交流しているのかを把握しているという人はほとんどいないのが現状です。知らない人と手軽に知り合えるのはもちろん、メッセージのやり取りをすることは本当に簡単なのがSNS。SNS経由の出会いや、メッセージをやりとりしたりすることは十分にありえますよね。
中には、パートナーに知られているアカウントとは別の「裏アカウント」を取得し、浮気相手と秘密のメッセージを楽しんでいた・・・なんてこともあるんです。
SNSは証拠になる?
では冒頭のギモンに戻りましょう。「SNSのメッセージやUPした写真は浮気の証拠になるか」ということです。
その答えは、内容にもよりますが一般的にSNSは「決定的で有効な証拠」になりません。
なぜかというと、浮気つまり「不貞」の法的な定義は、肉体関係があることです。SNS上でどんなに熱いメッセージを交わしていても、仲睦まじい写真をUPしていても、肉体関係がなければ不貞行為とはみなされないのです。
SNSを相手に突き付けて浮気を認めさせたいときには使えることがありますが、慰謝料請求や離婚の裁判では非常に弱く、単に「不貞を推認する事情のひとつ」でしかありません。
SNSが証拠として使える場合
メッセージのやりとり・一緒に写っている写真の投稿だけでは有効な証拠として使えませんが、場合によっては証拠のひとつとして利用できます。
①不貞の証拠が記録されている場合
浮気相手とホテルで一緒に写っている写真や、二人で泊りがけの旅行に行っている写真・「来月の旅行、〇〇旅館でいいかな?」といったメッセージなど、相手と肉体関係があることを推測できる投稿があれば、証拠のひとつとして使える可能性があります。
②話し合いで解決したい場合
いきなり裁判に持ち込むのではなく、「今浮気を素直に認めて相手と別れてくれれば、離婚や慰謝料請求はしない」というパートナーとの交渉や、浮気相手に「私のパートナーに今後いっさい関わらないと約束すれば、慰謝料は請求しない」といった内容証明郵便を送るなど、まずは話し合いで解決を試みる場合です。
ことを大きくされてはたまらないと素直に非を認め、浮気相手と別れ関係を再構築できたというケースも多くあります。
SNSを有効に使うためには
上記の場合を含め、慰謝料請求や離婚を有利に進めたいときには、確固たる証拠と組み合わせればSNSも強い証拠になりえます。
その確固たる証拠というのはもちろん「不貞の証拠」、複数回浮気相手とホテルに行った・相手のマンションに出入りしていたなどの証拠です。
これらを手に入れるためには、探偵の浮気調査が必要不可欠となります。浮気調査を依頼すれば、証拠写真はもちろん「〇月〇日〇時〇分、二人で××ホテルへ入り、△時△分一緒に出てくる」など、行動を詳細に記録した「調査報告書」も手に入れることができ、これは裁判で有効な証拠として正式に認められています。
パートナーのSNSに不穏な空気を感じたら、決して感情にまかせて問い詰めてはいけません。こっそり写真やスクリーンショットを自身のスマホへ残したり、プリントアウトしたりなどで証拠固めをして探偵事務所へ浮気調査の相談に行きましょう。
まとめ
SNSには浮気の証拠がたくさん。しかしせっかくの証拠も、それだけでは何の力も発揮できないことをご理解いただけたでしょうか。
パートナーが浮気をしていると分かったとき、冷静でいられる人なんかいないでしょう。パニックになりうかつな行動を取ってしまいそうなとき、もしくはどうしたらいいか分からないというときは、まずは探偵へご相談を。
探偵は困っているあなたと、あなたの明るい未来への強い味方です。